食事
炭水化物(糖質)の役割
炭水化物はエネルギー源として最も重要で、穀類(米,パン,麺類等の主食となる物や豆,玉蜀黍等)、芋類、南瓜等に多く含まれています。体内でブドウ糖[グルコース]等に分解され血液中に血糖として入り脳や筋肉の活動を支えます。
ブドウ糖は脳{6g/時でブドウ糖を消費(人体全体では7.5g/時間)}や中枢神経系の唯一のエネルギー源で、利用されない場合はグリコーゲンに合成され肝臓や筋肉に貯えられたり、脂肪細胞に蓄積され肥満の原因の皮下脂肪等(体脂肪・中性脂肪)になります。
炭水化物と一緒にビタミンB1を摂取すると糖質が効率よくエネルギーに変換されます。
炭水化物の摂取量が不足すると体中に蓄積されたグリコーゲンの量が減って疲れ易くなったり、頭の働きが鈍くなって集中力がなくなります。
・空腹感を感じると炭水化物を多く含む食品(糖類が主の菓子類は栄養的に偏りがある)を沢山食べてしまい、ストレスを感じると甘い物(糖分は脳のエネルギー源)等が欲しくなる
・炭水化物の摂取量を減らすと悪玉コレステロール等の上昇に関係するようです
・糖質も生命の成長,維持に必要な三大栄養素の一つ
・GI値(炭水化物が消化されて糖に変化する速さの相対値)の低い食品は太り難い
(「炭水化物(穀類)」関連:GI値[グリセミック指数]) {...b2,b6,b7,b8,m1,m2,m3,m4,m5,m6,d1,d2,d4,d6,d7,d8,d10,e1,e2,e6}
炭水化物の必要摂取量
炭水化物は一日に必要なカロリーの約60%を摂取することが望ましいので、1日に必要なカロリーが2,000Kcalの人の場合、炭水化物(や蛋白質)1g当たり4Kcal(脂質なら9Kcal)で計算すると、
2,000Kcal×60%÷4Kcal= 300g
1日当たり必要な炭水化物の摂取量は 300gになります。
御飯(水分等も含む)だけなら5〜6杯分ですが、澱粉や砂糖,果糖等の糖類は他でも色んな物を飲食して摂取しています。
{...b2,d2,d8,d9}
糖類と糖質
糖類は糖アルコール{糖分子のカルボニル基(アルデヒドやケトン)がアルコールに還元された糖の一種で甘味があるが低カロリー,キシリトール等}を除く単糖類や多糖類等の炭水化物(炭素,水素,酸素の3元素から成る)の総称で、糖質は蛋白質や脂質に対する語で食物繊維ではない炭水化物と糖の誘導体(糖の有機化合物の構造等が一部変化した物質で性質等に大きな変化はない,トレハロース誘導体等)の総称です。
炭水化物 > 糖質や糖 > 糖類
(概念的には左程広いですが、学問分野等に依って差異もあります)
食物繊維は多糖類で炭水化物の一種ですが、人の消化器官では消化されません。
* グリコーゲン
動物等で重要な多糖類の一つで、エネルギー貯蔵物質です。
食事等により血液中に増えた糖質(グルコース)はホルモン(インシュリン等)により一部は肝臓や筋肉(骨格筋)にグリコーゲンに合成され貯蔵され、(有酸素や無酸素の)運動時等でエネルギーが必要な場合には肝臓,筋肉に貯蔵されたグリコーゲンも燃焼(グルコースに分解され血液中を移動)されます。
* セルロース
不溶性食物繊維で、植物の細胞壁の主成分で、穀類の外皮等に多いです。
セルロースもグリコーゲンもグルコース(ブドウ糖)が結合してできた多糖類(高分子化合物)のグルカンです。
{...b7,m2,d8,e1,e2}
三種類の糖質
糖質(炭水化物)には、単糖類{葡萄糖,果糖(果実や蜂蜜等に含まれ最も甘味が強い糖類)等}、二糖類{砂糖・蔗糖,乳糖(母乳に存在),麦芽糖等}、多糖類(澱粉等:米,麦等の穀物や芋類等に含まれる)があります。最終的に体内では全てがブドウ糖(葡萄糖)等の単糖に分解され小腸で吸収されます。
* 単糖が3つ結合したものを三糖類と言い、2,3個〜数個,十数個結合したものを少糖類・オリゴ糖とも言います。
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