仕組み
痩せるには摂取エネルギーより消費エネルギーを増やす事が必要です。
食事をすると血糖値が上がります。インシュリンにより残った糖は脂肪細胞に送り込まれ肥満の原因ともなります。糖質を摂取し過ぎると体脂肪になって太ってしまいます。
肥満は白色脂肪細胞の増殖と膨張によります。
エネルギー代謝は3つに大別され基礎代謝と食事誘導性熱代謝と生活活動代謝があります。1日の消費エネルギーは順に60〜70%,約10%,20〜30%を占めます。
基礎代謝でも代謝エネルギーの4割を占める筋肉細胞では主に脂肪酸が使われています。中性脂肪(グリセリンと脂肪酸とが結合した単純脂質)も、グルコースだけでなく、常時使われているエネルギー源です。
食事をすると、食べ物の消化吸収等で体はエネルギーを発散し、食事誘導性熱産生(DIT)により熱くなったり,汗をかいたりします。
朝より夜に食べた方が太り易いのはDITは朝が最も多く、昼から夕方,夜になるに連れて少なくなって行くからです。
DITには個人差があり、食事をする時に熱の発散が多い人ほど太り難い訳ですが、DITは年齢が若い人ほど,筋肉質の人,運動習慣のある人の方が高いです。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、寝ている間は副交感神経の働きが優位でリラックスしていて、体を休息させ体に入っ来た栄養素を体内に貯蔵しようとする状態です。夜遅くに食べると体脂肪が蓄えられ易くなっていて肥満に繋がってしまいます。
体内には夜になると多くなるタンパク質 BMAL1があり、午後3時頃に最も少なく(御八つの時間は食べても太り難い時間帯)、22時〜翌2時までがピークになります。BMAL1の量が多い時に脂肪細胞に脂肪を溜め込む働きがあります。
副腎皮質ホルモンの糖質コルチコイドの分泌は早朝に一番多く、血糖値を上げて体が活動的にエネルギーを使えるようにする働きがあります。
血糖値を上げる3つのホルモン:膵臓からのグルカゴン,副腎髄質のアドレナリン,副腎皮質の糖質コルチコイド
肝臓グリコーゲンからのグルコース,グリセロールからのグルコース,血中アミノ酸からのグルコースを補う為に、筋肉蛋白質がアミノ酸に分解され糖新生に用いられグルコースになります。
人の体は約60兆個の細胞から出来ていますが、毎日数千億個の細胞が新陳代謝で入れ替わっています。
1日5食ダイエット:1日5食に分けて食べると、空腹感によるストレスも減り、血糖値の急上昇を防ぎインスリンの分泌を少なく抑えて体脂肪の合成を減らす事ができます。
食事する時によく噛むだけでも、食欲(エネルギー摂取)の抑制と脂肪細胞の燃焼(エネルギー消費の増大)が同時にできて、ダイエット効果が得られます。
水ダイエット:水を沢山飲むと体温が下がり、それを戻す為に体内のエネルギー消費量が増えて体脂肪が燃焼されますし、食欲抑制,デトックス効果,新陳代謝の向上や便秘の解消等にも繋がります。
セルライトは脂肪の塊の事で、脂肪組織に老廃物,水分,リンパ液やコラーゲン等が溜まり、代謝の悪くなった脂肪細胞同士が肥大化し付着した物で、臀部や大腿部に多く、肌には凹凸が見られます。
女性ホルモンとダイエット:生理後の10日間程はエストロゲンの分泌が多く、内臓脂肪を分解し、ダイエットには適した期間です。生理前の10日間位はプロゲステロンが増え、皮下脂肪を蓄えようとするので、現状維持できるように注意が必要です。
エストロゲンの減少と女性の中年太り:エストロゲンは脂質代謝にも係っているので中年太りに関係してきます。又エストロゲンの低下により満腹中枢を刺激する働きが減って食べ過ぎてしまう事があります。
「ストレス太り」と言う言葉がありますが、ストレスで食事量(強度のストレスは食欲減退,慢性的なストレスは食欲増進の傾向がある)が減って痩せてしまう人もいますし、食事量が減ってもホルモン分泌等に変化が生じてしまい太る事もあります。
コルチゾールのストレス緩和
ストレスによりセロトニンの分泌は減少し、ドーパミンの分泌は増加します。
ストレスが続くとテアニンの不足によりα波が少ない状態になる。
摂食障害は食べ物を極端に食べ過ぎてしまう過食症や,食べられなくなってしまう拒食症等の食行動の異常で、メンタルな事が背景にある場合もあります。
低炭水化物ダイエット等で炭水化物の摂取量を減らすと悪玉コレステロール等の上昇に関係するようですし、炭水化物の食べ過ぎでも善玉コレステロールの低下に繋がるようです。
肥満の人はコレステロール値の高い人が多い
高コレステロール値の新説
メタボリックシンドロームは内臓脂肪型肥満の人に見られる「高血圧」,「高脂血症」,「高血糖」の内2つ以上を合併した状態の事を言います。
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