仕組み
脂肪だけでなく筋肉も分解
朝食前や空腹時の散歩・ウォーキング(有酸素運動)は体脂肪[中性脂肪]の分解に最適と言われますが、血糖値(人体のブドウ糖消費量は7.5g/時間)が下がっている時は肝臓のグリコーゲン(貯蔵できる量は100g)の分解や蛋白質(アミノ酸),脂肪からの肝臓での糖新生で再生されたグルコース[ブドウ糖]が血中に放出されます。
中性脂肪は脂肪酸とグリセロールに分解され、脂肪酸のエネルギーは糖新生に利用され、グリセロール[グリセリン]からグルコースを合成します。
肝臓グリコーゲンの分解(次第に下がって行く)からのグルコース,グリセロールからの糖新生によるグルコース,血中アミノ酸の糖新生によるグルコースを補う為に、筋肉蛋白質がアミノ酸に分解され糖新生に用いられグルコースになります。
肥満・軽肥満の人(これまでにあまり運動してこなかったので日常生活に必要な筋肉しかない方)は脂肪が燃えるので筋量が減る事はないですが、筋肉質な人や体脂肪率が標準的な人(女性で22〜25%位,男性で18%以下位)は筋肉も落ちます。
筋肉は基本的には痩せながら付ける事はできないので、増量して(脂肪と共に)付けていき、次に筋トレで維持しながら脂肪を減らし減量していきます。
脂肪酸の代謝には糖が必要なこともあり、糖質を極端に制限する炭水化物抜きダイエットや長時間の有酸素運動,絶食等をすると筋肉分解し易いようです。
摂取カロリーが少な過ぎて筋肉が分解されて基礎代謝が落ちればダイエットには逆効果です。
運動前にタンパク質(プロテイン,アミノ酸)を摂取して筋肉分解による糖新生を抑える事も有効のようですが、筋肉の異化{筋肉蛋白質を分解し減少させるカタボリック状態(⇔アナボリック)}が進むと止まらないようです。
* 脂肪はみっともないので減らしたいけど、筋肉はかっこいいので減らしたくないですね。でも結局、筋肉の細胞も分解と合成を繰り返し新陳代謝で全部入れ替わっているわけですね。
・グルカゴン,アドレナリン,糖質コルチコイドの3つのホルモンが血糖値が低くなっていると働く
・無酸素運動で鍛えて大きくすることができる筋肉は速筋[白筋]で、有酸素運動で鍛えることができる筋肉は遅筋[赤筋](速筋の様には大きくならない)です/計算の一例では筋肉が1kg増えると基礎代謝量は25kcal増える
{関連:血糖値を上げる3つのホルモン,速筋[白筋]と遅筋[赤筋],無酸素運動と筋肉増加,筋肉量と基礎代謝等、「炭水化物抜きダイエット」関連:低炭水化物ダイエット、「絶食」関連:摂食障害(過食症と拒食症)} {...b3,b7,m1,m2,m3,m5,d4,e1,e2}
60兆個の細胞と新陳代謝
人の体は約60兆個の細胞から出来ていますが、毎日数千億個の細胞が新陳代謝で入れ替わっています。白血球の様に寿命の短い細胞なら4〜5日で全て入れ替わり、肌は(年齢差がありますが20歳代では)28日周期で、最も替わり難い骨でも大人で2年半で入れ替わります。
・水ダイエットの効果の一つで、内臓や胃腸の動きが活発化して新陳代謝が向上する
・蛋白質の体の各部分(筋肉等)を作り直す為の分解と合成・再合成も新陳代謝
・唐辛子(カプサイシン)の入った食事を摂ると代謝活動(新陳代謝)も促進される/成長ホルモンには新陳代謝を促進させる働きもある/新陳代謝は摂取した栄養素を変化させて体を構成する材料にし、不必要となった生成物を排出(古い細胞と新しい細胞の入れ替り)
(関連:水ダイエット,たんぱく質の摂取,カフェインとカプサイシン,成長ホルモンと代謝) {...m7,d9,e6}
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